セー・セー[2022/2023]ラ・ボエム【フランス　オーヴェルニュ　自然派　白ワイン】

【セー・セー】
色合いは透明感のある淡いイエロー。マ スカット、ライチ、スズラン、西洋菩提樹の 香り。ワインはフレッシュかつはっきりとし たストラクチャーがあり、グレープフルー ツのような柑橘系のエキスに溶け込むタイトな酸、鉱物的なミネラルが余韻を引き締めます。

収穫日はシャルドネが2023年9月3日、 シュナンが2022年9月15日。収量は40 hL/ha。2022年シュナンの発酵が1年で終 わらず、途中発酵中の2023年シャルドネ にアッサンブラージュして発酵を完全に終わらせた。シュナンはロワールのダミア ン・ビュロー、シャルドネはとオーヴェル ニュのドメーヌ・ジャルゴヴィアから。ワイン名はシャルドネ、シュナンの頭文字を 取って名付けました。SO2無添加、ノンフィル ター。

さすがは醸造の魔術師パトリック。シュナンとシャルドネのアッサンブラージュは予定外だったが、 結果的にワインはシャルドネ単体の上を行く印象深い味わいにまとめ上げられた！彼曰く、香りにあるミュ スカのようなアロマとマセラシオンを施したようなタイトなミネラルはオーヴェルニュのシャルドネから 来るもので、そこにシュナンの骨太な酸が骨格に加わりワインの味わいが一段上に昇華したとのこと。確か に、香りにあるマスカットのようなアロマと、アルコール度数 13％とは思えない清涼感とヴィヴィッドな 酸、トーストしていない新樽で寝かせたような収斂味が心地よく、シャルドネ単体では出ないシュナンの複 雑さもはっきりと感じる！パトリックの醸造センスの高さが窺えるシンプルに美味しいワインだ。

【湘南ワインセラーノコメント】
格別な存在のオーヴェルニュの『ラ・ボエム』。
店頭でも、オンラインでもご指名買いが多い生産者ですが、最近始めたネゴシアンラベルのおかげで人気が広がってきています！！

いつも、試飲して、感動作の数々に改めて、彼は芸術家のようだな～

っと楽しくなりますが、今回も、

あれも。これも、全部良い～～～　魅力あふれるボエムの世界でした。

彼の実直な性格と美味しいワインを造るための畑や葡萄への探求心の賜物。いつもワクワクさせてくれるパトリック・ワールドへようこそ！

全国の酒屋さん、飲食店さんが

「あるだけ欲しい・・・」

「出来るだけ多く・・・」

と、インポーターさんに熱狂的なオーダーが集中する造り手です。

ピクプール１００％のハッとする白ワイン「ピカポル」はフレッシュでキリっとしたミネラルと酸の締まりがあり、ダシのような旨味が心地よい！

シャルドネとシュナンブランの頭文字をとった「セー・セー」はシャルドネ単体では出ないシュナンの複雑さもはっきりと感じるパトリックの醸造センスの高さを思いっきり感じるシンプルに美味しい！！

ピノ・ノワールの「ペー」！今回はピノ・ノワールがレーズンのように凝縮していたのえヴィエーユ・ヴィーニュのガメイ・ド・オーヴェルニュを１０％ブレンド。

パトリックはブラインドだと一昔前のボエムの幻のキュヴェ「リットル・ド・ラ・ジャングル」を彷彿させるとの高評価を与える。

もし可能であるならば、あと 5 年は寝かせてほしいとのこと！

良い意味での攻めた感があり、マニア向けだった『ラ・ボエム』ですが、年々洗練性が高まり、アーティスティックなワインを生み出しています！

なんとなく芸術鑑賞をするような気持になってお飲みください！！