ヴォーヌ・ロマネ[2022]ベルトー・ジェルベ【フランス　ブルゴーニュ　赤ワイン】

【ヴォーヌ・ロマネ】
樹齢：平均50年　　収穫：2022年9月2日
　　畑・土壌：粘土石灰質　1級畑Clos des Reasから地続きのLes ReasとLa Riviereの２区画
醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。

１日に１～２度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）7日間。熟成：マロラクティック発酵後、15カ月樽熟成。（新樽20％）、濾過、清澄せず。

黒系の香りが重なるGevreyと異なり赤、紫の花の香りが高密度に束ねられている。奥からわずかに黒糖を焦がしたようなカラメル、蜜の樽香。スケールは中程度ながら立体的で尖り鋭角に刺さる酸は皆無。水流を美しく隆起させるように酸が果実を自然に導いています。さらりと落ちるような余韻、刹那的と思わせて舌の上に乗せられた淡い風味の果実の塊にまた驚かされる。（2024年4月インポーター現地試飲）

●ジャスパー・モリス ９１～９３点
●VINOUS ９０～９２点（ニール・マーティン）
●デカンター・オンライン９３点！
●バーガウンド・コム ９０～９２点

【リアルワインガイド75号】93点(2019年ヴィンテージ)
フィサンのあとにＶ・Ｒを香ると、このＡＣの華麗さ、麗しさ、妖艶さ、端正さがよく分る。分るからこそのメチャいい香り。複雑でナチュラルでミネラリーで、この村名ワインから賛辞が止まらない。口に含むとちょっと美味しすぎる。困ってしまうほど美味しい。濃いめだけどメチャ柔らかくて滑らかで、やはり芯がしっかりとしたこの液体の本質は「ＴＨＥ　ＢＯＵＲＧＯＧＮＥ」と言ってしまいたい。味が出しゃばりすぎず、節度を持って美味しさが拡散して収束する。ミネラル感も尋常じゃない。