ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ[2022]ベルトー・ジェルベ【フランス　ブルゴーニュ　赤ワイン】

【ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ】
畑・土壌：1.6ヘクタール　収穫：2022年9月8日～10日
浅い表土、石灰岩・泥灰土　　樹齢：平均50年
特徴：2013年に母方フランソワ・ジェルべより相続。1970年に植樹したニュイ・サン・ジョルジュ近郊の区画。常に他の区画より15日ほど収穫が遅くなります。

醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。
１日に１～２度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）５日間。熟成：木樽でマロラクティック発酵。12カ月熟成。新樽０％。濾過・清澄せず。

ヴォーヌ・ロマネ村から連なる斜面上部に位置するオート=コート・ド・ニュイです。2022年は全て除梗してフードル（大樽）で熟成。スミレを思わせる花の香りがフワリと舞うように重力を感じさせない香りの軽快さ。酸のトーンは高めに位置しており構成力の美しさが感じられます。押しつけがましさ、硬さを想起させる酸ではありません。余韻まで一貫してふわりと花弁が舞うようなスローモーション滲むような余韻。収穫前の雨が瑞々しさとフレッシュさを与えてくれました。（2024年4月インポーター現地試飲）

●ジャスパー・モリス ８８点
●パーカー８８点
●デカンター・オンライン９２点
●バーガウンド・コム ８７点

【リアルワインガイド83号】90点(2021年ヴィンテージの評価)
ふんわり柔らかいエレガントな香り。例年は力強いベルトー・ジェルベだけど、この香りからしてエレガンスが力強さを上回っている優しく充実したもの。口に含むと正にベルトー・ジェルベ＋21年ヴィンテージだ。優しい力と適切に豊かな果実味、そしてきれいな酸が伸び、それらが見事に融合している。ともかくいきなり美味しい秀逸なオート・コート。