キクヤ・ピノ・ノワール[2017]コミューン・オブ・ボタン【オーストラリア　自然派　赤ワイン】

【湘南ワインセラーのコメント】
豪州ナチュールの『コミューン・オブ・ボタン』！！彼のワインも非常にいい雰囲気を出していて簡単にハマリます（笑）あまりにも美味しくって、全種類、制覇したくなるので困ります！『ショブルック』のワイン同様、お父さんが、もともと葡萄農園を持っていたので、葡萄そのもののポテンシャルが高く、それ故の、クオリティの良さを感じてなりません。（ルーシーのサンジョヴェーゼは彼の畑から！！）

【キクヤ・ピノ・ノワール】
キクヤはキクユとも言うイネ科の牧草。Commue of Buttonsでは畑のトップソイルに生えているんですが、実はこの草、非常に気難しく土壌のバランスを左右する非常に大切な要素だとか。空気が沢山含まれた上面を土壌に齎してくれる一方で、繁殖し過ぎると根っこの強さが過剰になり、ブドウ樹の根を締めてしまうのだとか。この名前を通して彼が言いたいのは何事も「バランスが大事」だという事（朝食じゃないよ）。キクヤが繁茂した彼の複数の畑から収穫したPinot Noir種となります。ガブ飲みスタイル。


【２０１９年２月】
師匠でもあり友人でもある『ルーシー・マルゴー』の悪戦苦闘振りを尻目に『コミューン・オブ・ボタン』のジャスパー・ボタンは生き方の姿勢を多少柔軟に変えました！それは来日して直ぐ後に生まれた可愛らしい子供の影響もあったと言います。何はともあれ全てをゼロで作っていたJasperはキュヴェによって10-15ppmのSO2と無理の無い範囲で共存していく決意を固めたそうです。

精魂込めて育てたフルーツが欠陥を兼ね備えたワインに変貌する事に耐えられないと明言、可能な限り無添加の姿勢は貫きたいが必要になった時は知識を使用す必要性を感じていると言っています。

近所のビーチで拾ってきた海藻類を発酵中の堆肥に加えたりしています）、オーストラリアの中でも究極の野生種とも言われているハイランド種の牛や羊達の力を借りてファームを一つの共同ライフコミューンとして運営しています。