クヴェヴリ[2023]クロ・デュ・テュ・ブッフ【フランス　ロワール　自然派　白ワイン】

【クヴェヴリ】
色合いは透明感のある黄金色。黄桃、梨のコンポート、ジンジャー、ハチミツの香り。ワインはピュアかつミネラリーで透明感のある白い果実のまったりとしたエキスに繊細で強かな酸、噛めるくらいタイトで鉱物的なミネラルがきれいに溶け込みます。

収穫日は9月20日と例年並みだった。収量は前年同様に豊作で50hL/ha。残糖2g/L以下の辛口。ブドウは自社畑でル・ブラン・ド・シェーヴルの植樹から。前回はスキンコンタクトに対し今回はダイレクトプレスをジョージアのアンフォラで発酵熟成。ワイン名のQvevriはジョージア語でアンフォラ（Kvevri）の意味。SO2はスーティラージュ後に20㎎添加。ノンフィルター。

今回のクヴェヴリはムニュピノ 100％。今回スキンコンタクトをしなかったのは、ティエリ曰く、このムニュピノは新たに取得した休閑地に植えたため、ル・ブラン・ド・シェーヴルの区画内であっても土地の性質がまだ分からなく、まずはダイレクトプレスジュースで出来るワインの個性を知りたいとの理由からとのこと。2023 年は、収量に恵まれた当たり年だった。出来上がったワインは、アルコール度数 12.18%らしくないムニュピノの酸と深みがしっかりと味わいに出ています。ティエリ曰く植樹したばかりの若木にもかかわらず、ムニュピノの個性とアンフォラによるミネラルの抽出がしっかりとワインの味わいに反映され満足しているとのこと！


【湘南ワインセラーのコメント（2022年のコメント）】
「クヴェヴリ」2022年を試飲したのですがものすごいワインでした！

想像をはるかに超えた傑作でティエリーのセンスと腕前が発揮され、ブルゴーニュの１万円クラスを飲んでいるような感覚になりました。

キュヴェはマセラシオンをしていますが、果皮からの旨味とテクスチャーが豊かになりワインの構造に複雑性と奥行きを与えていていわゆるオレンジワイン的なものではありません。

また酸化のニュアンスも皆無です。

クヴェヴリ発酵・熟成由来の旨味エキスの余韻がとにかく凄い！！

絶好調＆最高潮に美味しい２０２２年です。

ブルゴーニュ愛好家の方が驚くワインに仕上がっています＼(^o^)／

ピュアでみずみずしく、透明感のある ダシのようなエキスに溶け込む重心の低い酸、優しいタンニンが上品。

ヤバイね！！素晴らしいね！！

と、思わせるストライクゾーンど真ん中のスタイルとなりました！！！

ブルゴーニュに代わる素晴らしいワイン。

マクマホン　→　スロヴェニアの『ルネサンサ』に共通する満足感です！