スケアリー・ガリー・シャルドネ[2018]ジェントル・フォーク【オーストラリア　自然派　白ワイン】

【スケアリー・ガリー・シャルドネ】
ワイナリー兼自宅から目の前に広がるオーガニック ヴィンヤード【スケアリー・ガリー】からのChardonnay。シストとクォーツがそこらに剥き出しとなった、砂質土壌に軽いロームの表土が特徴で【ギャレス・ベルトン】達がワイナリー創設以前からオーガニックで運営を続けている心の畑であり現在彼が作るChardonnayで最上のキュヴェとなります。

まだ朝日が昇る前、空気が温まる前にハンドピックしたフルーツを速やかに徐梗してプレス、そのまま10年以上使い古したオークへと移動。発酵も熟成も同じ樽です。発酵終了後は10カ月の熟成、グラビティフローでボトリングされています。味わいはとにかくピュア。

Chablisの様に緊張感があるスリリングなスタイルでは無く、メイヤーレモンの様な若干ブラッドオレンジ的な甘美なシトラスのニュアンスとリラックスしつつも十分に引き締ったミネラルを感じさせてくれるバランスの良い味わい。

ワイナリーにドアが無く、解放した大きな屋根様式であるお陰で冷涼な山の空気が沢山入り込み、ワイナリー内がとても涼しく、ラッキングが円滑に進みフィルタレーションを否定しているにも関わらず煌めく様なクラリティがあります。ナッツの様に進化するのはまだまだ先でしょう。