コーラ・ロッソ[2021]ラーチノ【イタリア　カラブリア　自然派　赤ワイン】

【コーラ・ロッソ】
コーラは古代ギリシャ語で「田園風景」を意味し、ギリシャ時代に都市の周りにある田園をイメージして名付けられた。 標高400mのところにあるディーノ自身で2007年に植えた区画のマリオッコを収穫、ステンレスタンクにて皮や種ごと8日間の醗酵を行い圧搾後、またステンレスタンクに戻し、約10か月間醗酵の続きと熟成を行ったワイン。。絶好調なフルオープンで、チェリー、プラム、イチゴ！スパイスや土などが若干混ざり、南っぽさもあり複雑な香り。熟した果実味と南国のエキゾチック感！ チェリーやプラムのフルーティな果実味とフレッシュな酸味と葡萄エキスの美味しいナチュール！

リリース当初は暴れていることが多いこのワインですが、2019は無茶苦茶端正です！揮発酸とも無縁、抜栓後の安定感も素晴らしいです。2018年よりもボリューミーなのですが、ステキな酸の下支えもあり野暮ったさは皆無。最高に使いやすいワインだと、オータは自信をもって断言させていただきます！

【リアルワインガイド67号】90点（2016年ヴィンテージ）
ブーツの先っぽ、カラーブリアの若者3人が立ち上げたカンティーナ。酸が少なめで暑苦しい味わいかと思えばサにあらず、やや濃い目で超バランスが良いのが驚き。ナチュラル感がビシバシ伝わってくるが、節度をもって冒険してますみたいな心が見えるようで実に心憎いな。渋みの中のエグミの少なさとか温かい土地ゆえ出がちな放漫さが抑制されてて質感も滲み、ドライな味わいなのに酸バランスからの甘みさえ感じさせる。完成度が高いし何よりこのリーズナブルさが嬉しいよね。