コーラ・ビアンコ[2019]ラーチノ【イタリア　カラブリア　自然派　白ワイン】

【コーラ・ビアンコ】
ディーノ達が自ら植えた畑のブドウをメインに造る白で、濃いめのカラー。カラー通りのマンゴー、オレンジ、レモンの果実香。トロピカルな南国フルーツの雰囲気と絶妙な酸味の入り方がとても良く、ナチュラルな旨みとミネラルもあって、満足度が高いデイリーです！


ヴィナイオータさんよりカラーブリア州の『ラーチノ』が入荷しました！！！！この造り手のワインは比較的、最近になって日本に輸入されるようになったのすが、そこに至るまでのエピソードがとってもユニークで、読んでいるとこの人のワインが飲んでみたくなります！！！

ヴィナイオータの太田社長あてに、ある日突然、フェイスブックのメッセンジャーでコンタクトを取ってきたそうですが、

「Good evening Mr. Hisato!　俺のワイン飲んだことある？ラーチノって言ってカラーブリアの造り手なんだけど。まあ（俺のワイン、）トリンケーロのヴィーニャ デル ノーチェやルンケット（フレイザ）ほどのものじゃないかもしれないけど。」

という、それでいいのか？的な自己紹介から始まり、ある日いきなり牛の写真を送りつけてきて

「ポドリカっていうこの地域独特な種類の牛だよ。多分君もこの牛の乳でだけ作られるチーズ、カチョカヴァッロ ポドリコは食べたことあるんじゃないかな。お肉がまた美味くてさ。放し飼いじゃないとストレスで死んでしまう牛なんだ。」

はたまたとある日には生のスカンピエビとマテガイの写真を送ってきて「スカンピとマテガイ…生の…」と返してくるので、「いや、見ればわかるけど…」と答えると、「イオニア海に面したところにある俺の友達のレストランに行った時の写真だよ。まあ、ヒサトへのカラーブリアからの招待状みたいなもんさ。」

その他にも、いろいろ送られてきたそうですが、変な奴だなぁとは思いつつも、次第に、今まで訪れたことのなかったカラーブリアという土地に興味を持つようになり、訪問することになったそうですが、想像以上に素晴らしい場所だったそうです。


ブドウ栽培＆ワイン醸造を生業としてこなかった一家の出の、ディーノを始めとする３人の若者が２００６年に共同出資して立ち上げたワイナリー。

「ワインはヒトである」

を体現する男だったという事が取引を決める最大の要因だったとのこと！

どのブドウ畑も、豊かな自然ないし“ドーピング”に頼らない農業を実践する様々な作物の畑に囲まれていて、農薬に頼らない栽培を行う上では理想的な環境。

畑ではボルドー液のみを使用し、セラーでも2酸化硫黄以外の添加は一切行わず、2酸化硫黄の使用量も年々減らす努力をしている。「ジラモンド」と「コーラ・ロッソ」は、どちらも２千円台前半のデイリーワインですが、素晴らしいコストパフォーマンスです!