ジュノ[2018]マノン【オーストラリア　自然派　白ワイン】

【ジュノ】
Manonがトラクター置き場に使用している煤けた様な小屋があるんですが、このJunoは、そのトラクター置き場の裏に僅か2畝だけ広がるChardonnay/Sauvignon Blancのブレンド。

こちらもPeaches同様に品種毎の収穫は行わず、畝の中で準備万端とTimが感じたフルーツだけを収穫した上で混醸しています。こちらはマセラシオン無しの全房プレス。Tim曰く「丘の上に植えられたフルーツは品種問わずとてもオープンで解り易い性格をしてる」「それに対して丘の底で収穫するフルーツはいつもシャイなんだけど、上部よりもエネルギーに満ちてる」「そいつらを一緒にしてやって、僕らの小屋から伸びた狭い畑の表現にチャレンジしてるんだよ」との事。

Peachesが農園の表現、Junoは限定された裏庭の表現に当たりますマセラシオンもスキンコンタクトも無し、これはピュアで磨き込まれた極致ですね。

【インポーター情報】
静寂の中に見せる力強い眼差し。整った顔立ちに相反する様な野生的な風貌。Manon【マノン】のTime Webber【ティム ウェバー】はワインダイヤモンズの数ある生産者の中で最も若い部類に入るにも拘わらず、最もエクストリームなワイン作りをしている強固な意志の持ち主です。

義父から教わったビオディナミに独自のエッセンスを付加。特に「我々の世界は微生物との共存によって成り立っている」と考え、プレパラシオンにも自身の確信を以て発酵させた海藻等も加えているそうです。彼と初めて出会ったのは、まだ彼がLucy Margauxでアシスタントとして働いていた2013年。

当時のワイン、特にシングルヴィンヤードの仕上がりが繊細で、隅の方まで神経が行き届いていた事を考えると彼の影響は大きかったのだなぁとしみじみ感じます。

今回のリリースは2種。どちらも3樽ずつしか作られなかった、彼の肝入りバッチですよ。