ヴァン・ド・フランス・シラー[2021]マキシム・クロテ【フランス　ブルゴーニュ(ローヌ)　自然派　赤ワイン】

昨日ご紹介した『ドメーヌ・ド・カシオペ』と同日にインポーターのラフィネさんよりご紹介をいただいたもう一人の新人さんが

『マキシム・クロテ』。

前情報として聞いていたのが「シャソルネイでコサールの右腕として実際に長年ワインをつくっていたのが彼だったのですが、独立をして自分で造り始めました！」とのこと！！！

もちろん興味津々で、試飲すると

「これ、コサールじゃん！！よく似ている！！」

という驚きのワイン。

（実際にコサールのワインを造っていたのが彼なので当然似ている）

資料をもらって名前が『マキシム・クロテ』と書いてあって「クロテ！？」っとファミリーネームに引っ掛かっていたのですがプロフィールに

「父親がボーヌ郊外でオーナーシェフを務めるオーベルジュを経営する家に１９９４年に生まれ、サンロマンにあるビストロで働いていた時にフレデリック・コサール氏と知り合いワイン造りの道に入った。」

と書いてある！！

あの『ジャン・クロテ』の息子だ！！！（詳細情報では甥っ子とのことでマキシムのお父さんも同じオーヴェルジュを経営）

ミシュラン２つ星を獲得したことがあるボーヌのオーヴェルニュのオーナーだった『ジャン・クロテ』は、自身のオーヴェルニュで提供するためのワインを著名な生産者に依頼して『ジャン・クロテ』名義のワインとしてボトリングしていました。その最も代表的な生産者が『エマニュエル・ルジェ』。

ルジェのワインの別ラベルとして日本でも流通していましたし、当店でも多くのブルゴーニュ愛好家の皆様にご紹介してきました。

そういう家で育った『マキシム・クロテ』。全身でワインを学ぶ環境の下で育った息子のマキシムの結論がナチュラルワインだった！

ということで『マキシム・クロテ』のワインは『シャソルネイ（フレデリック。コサール）』の影響を受けたナチュラルブルゴーニュの王道のスタイル。私たちの大好物な味わいでした（笑）

コサールのワインの入手困難さを考えると大型新人登場に心躍ります！

「ボジョレー・ランティニエ・ヴォージュルヴァン」は葡萄こそガメイですが、コサールの「ブルゴーニュ・ルージュ・ブドー」の様な芳醇で、ナチュラルブルゴーニュの旨味やミネラルが詰まりまくり。
「ジュラ・ピノ・ノワール・Ｔ-Ｂ」は、やんわ～～り、しみじみなジュラのピノらしくこれもまたコサールのジュラと酷似していて大好物！！

さらにフレッドの南仏バージョンを思い起こす（マキシムが造っていた！）「ヴァン・ド・フランス・シラー」「ヴァン・ド・フランス・カリニャン」「ヴァン・ド・フランス・グルナッシュ」は、コート・デュ・ローヌの薄旨でナチュラルな魅力満載なワイン。

若さを感じるプチっとしたフレッシュ・ジュースで、限りなくピュアで、 赤い果実のエキスが口の中に染み入るような優しい味わい！

超フレッシュなヴァン・ド・ソワフでみずみずしいエキスの中にダシたっぷり！葡萄は全て買い葡萄です。（コサールの同シリーズと一緒）

【ヴァン・ド・フランス・シラー】
【産地】ヴァントゥー（ヴォークリューズ・ローヌ川南部東側）【土壌】砂質　　　【樹齢】40年
【全房使用率】100%【発酵】プレスせずにセラーまで運び選果後、ステンレスタンク10日間（野生酵母）　【マロラクティック発酵】あり
【熟成】オーク樽（2～5年の古樽）6ヶ月間【アルコール度数】14％　　　◆無濾過　　　【生産本数】1500本